10年前に購入した家でも、現在の価値は購入価格や住宅ローン残高だけでは判断できません。不動産売却を検討するときに使える一括査定の仕組みと、査定額を比較するときのポイントを確認します。
この記事でわかること
- 自宅の現在価値を不動産一括査定で確認する方法
- 同じ家でも不動産会社によって査定額が違う理由
- 家の査定額を左右する条件と相場の確認方法
- 一括査定から不動産売却を進めるまでの流れ
- 不動産一括査定を利用するときの注意点
自宅の現在価値を不動産一括査定で確認する方法
「10年前に買った家はいま売るといくらになるのか」と知りたい場合、まず確認したいのが現在の不動産売却相場です。周辺で似た住宅が売買された価格を調べる方法に加え、不動産会社へ査定を依頼すると、自宅の立地・築年数・面積などを踏まえた売却価格の目安を確認できます。
不動産査定は「売れそうな価格」を確認するもの
不動産会社による査定は、現在の市場でその家がどの程度の価格で売却できそうかを判断するものです。一般的には、物件情報や周辺相場などから算出する「机上査定」と、担当者が実際に物件を確認する「訪問査定」があります。最初におおよその現在価値を知りたい段階なら、机上査定から始める方法があります。
複数社を比較できるのが不動産一括査定
一括査定は、住所や物件種別、面積、築年数などを一度入力し、対応可能な複数の不動産会社へ査定を依頼できるサービスです。1社だけでは査定額が高いのか低いのか判断しにくいため、複数社の金額と算出根拠を比較できる点が特徴です。
| 代表的なサービス | 主な特徴 | 査定利用料 |
|---|---|---|
| SUUMO売却査定 | 大手から地域密着型まで複数の不動産会社へ査定依頼が可能 | 無料 |
| LIFULL HOME’S不動産査定 | 一括査定に加え、概算価格を確認できる匿名査定にも対応 | 無料 |
| HOME4U | 条件に合う不動産会社から最大6社を選んで一括査定できる | 無料 |
| イエウール | 一度の入力で最大6社へ査定を依頼し、価格や対応を比較できる | 無料 |
査定額だけでなく「なぜその価格なのか」を見る
査定結果が3,000万円と3,500万円に分かれたからといって、単純に高い会社を選べばよいとは限りません。参考にした成約事例、周辺の競合物件、想定する購入者、販売期間など、価格の根拠まで確認することが重要です。
公的な取引価格も現在価値を考える材料になる
査定を依頼する前に相場感を持っておきたい場合は、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で、地域の不動産取引価格や成約価格などを確認できます。ただし、面積や築年数、道路条件、建物の状態などは物件ごとに異なるため、周辺の取引価格がそのまま自宅の売却価格になるわけではありません。
自宅の現在価値を知るには、周辺相場を確認したうえで複数の不動産会社へ査定を依頼し、金額と根拠を比べる方法が考えられます。次のページでは、同じ家を査定しても会社によって金額が変わる理由を詳しく確認します。
