すまいValueで査定を依頼できる大手6社と不動産査定の仕組み

すまいValueは、不動産仲介を手掛ける大手6社が共同で運営する不動産一括査定サービスです。一般的な一括査定サイトのように多数の提携会社へつなぐ方式ではなく、参加する6社の中から物件に対応できる会社へ査定を依頼する仕組みが特徴です。

査定を依頼できる6社

2026年8月時点で確認できる参加企業は、小田急不動産、住友不動産ステップ、東急リバブル、野村不動産ソリューションズ、三井不動産リアルティ、三菱地所ハウスネットの6社です。三井不動産リアルティは「三井のリハウス」、野村不動産ソリューションズは「野村の仲介+」、三菱地所ハウスネットは「三菱地所の住まいリレー」などの名称でも不動産仲介サービスを展開しています。

6社合計の店舗数は792店舗とされており、これは2026年4月10日時点で賃貸専門店舗を含む数字です。また、6社合計の2025年度の成約件数は11万件以上と案内されています。店舗網や過去の取引情報を持つ複数の大手企業へまとめて相談できることが、このサービスを検討する理由の一つになります。

一括査定は「6社の価格を自動計算するサービス」ではない

一括査定という名称から、システムが自動的に6つの価格を表示する仕組みを想像することもありますが、実際には物件情報を入力し、対応する不動産会社へ査定を依頼するための窓口と考えるとわかりやすいでしょう。

所在地、物件種別、面積、築年数などの情報をもとに各社が査定を行うため、同じ住宅でも査定額が一致するとは限りません。不動産会社が持つ周辺の成約事例、現在の売出物件、市場動向、物件の状態などによって判断が変わるからです。

査定依頼は無料でも売却費用とは分けて考える

すまいValueを通じた査定依頼そのものは無料です。査定を受けたからといって、その会社と媒介契約を結んだり、直ちに家を売却したりする必要が生じるものではありません。まず査定結果や説明を確認し、その後の方針を判断できます。

一方、実際に不動産会社へ仲介を依頼し、売買契約が成立した場合には仲介手数料が発生することがあります。国土交通省が案内しているとおり、宅地建物取引業者が受け取れる仲介手数料には上限が定められています。査定サービスの利用料と、不動産を実際に売却するときの費用は分けて考えることが大切です。

次ページでは、複数社から異なる査定額が提示されたとき、金額以外に何を確認すると判断しやすいのかを整理します。